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2026年9月26日土曜日

CDやサブスクにはない魅力!今あえて「レコード」を聴きたくなる理由

レコードは昭和の時代、音楽を聴くための一般的なツールでした。ポリ塩化ビニールで作られていることから、英語では「Vinyl(ヴァイナル)」と呼ばれています。レコードは取り扱いを誤ると、すぐにホコリが付着して雑音が生じてしまいます。そのため、静電気防止スプレーやホコリ取り用のクロスは必須アイテムでした。

その後、普及する音楽媒体は磁気テープ(カセットテープ)やCDへと変遷し、現在ではストリーミング配信が主流となっています。手軽に、どこにいても音楽が聴けるという意味では便利な時代になりました。

しかし、レコードそのものは消えることなく、むしろ近年では人気が再燃していると言われています。その理由は様々ですが、私が考える最も大きなポイントは「音質の深み」です。 レコードからCDへの移行期、山下達郎氏が「まだCDの音質はレコードには及ばない」として、すぐにはCD化しなかったというエピソードがあります。それほど音質に明確な違いがあったのでしょう。

もう一つのメリットとして挙げられるのが、ジャケットデザインを楽しめる点です。特にLPレコードは30cm四方ほどの大きさがあるため、アルバムごとに趣向を凝らしたデザインを鑑賞できます。 有名なジャケットとしては、ピンク・フロイドの『原子心母』に描かれた牛のジャケットや、『狂気』のプリズムのデザインが挙げられます。これらはすべて「ヒプノシス」というデザイン集団が手掛けたものです。 また、イエスのジャケットも作品ごとに独自の世界観がありますが、そのほとんどをアーティストのロジャー・ディーン氏が手掛けています。

スマートフォンなどの小さな画面では、こうしたジャケット美術の魅力を十分に味わうことは難しいでしょう。音楽だけでなく「ジャケットデザインも含めて作品を楽しみたい」という人が増えたことも、レコード復活の後押しになっているのではないでしょうか。

インテリアとしてジャケットだけを飾る人もいるかもしれませんが、レコードの売り上げとともにレコード針の売り上げも伸びていることを考えると、実際にプレイヤーで再生して聴いている人が増えていると分かります。 レコード針の最大手メーカー「ナガオカ」は、市場がCDへ移行した際、経営が風前の灯火(ともしび)とまで言われていました。しかし現在では、海外市場でも高級レコード針の売り上げが伸びるなど、かつての勢いを取り戻しつつあるようです。私自身、ナガオカのレコード針には大変お世話になったので、個人的にも応援したい気持ちでいっぱいです。

なお、レコード針を使わずに光で音を読み取る「レーザーターンテーブル」という技術もありますが、非常に高価格帯であるため、ナガオカのような針メーカーの業績を脅かすほどの影響はないでしょう。

※レコード時代の雰囲気を表現したBGM動画です


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