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2026年10月20日火曜日

コミックソングは洋の東西を問わず大人気?!

洋の東西を問わず、笑いを誘う音楽は大ヒットすることがあります。音楽は感情を揺さぶるものだからこそ、喜怒哀楽に直結しており、その「喜」の中に「笑い」が含まれることは言うまでもありません。

洋楽好きとしては、海外のコミックソング(ノベルティソング)を挙げたいところですが、パッと思い浮かぶものはそう多くありません。その中で強く記憶に残っているのは、アル・ヤンコビックの「Eat It」です。これはマイケル・ジャクソンの大ヒット曲「Beat It」のパロディであり、替え歌でもあります。ミュージックビデオで彼が着ている赤いジャケットは、マイケル本人から贈られたものだと聞いています。まさに本人公認の完璧なパロディソングでした。

もう一人記憶に残っているのは、スキャットマン・ジョンの「Scatman (Ski-Ba-Bop-Ba-Dop-Bop)」です。独特なスタイルですが、キャッチーなメロディに高速のスキャットを乗せた非常に軽快なヒット曲でした。

一方、日本にはかつて「コミックバンド」と呼ばれるジャンルが存在していました。古くはハナ肇とクレージーキャッツが挙げられます。彼らはテレビで冠番組を持ち、コントやギャグを披露しながら「スーダラ節」や「ハイそれまでョ」といった数々のコミックソングをヒットさせました。メインボーカルの植木等さんのインパクトも強烈です。

クレージーキャッツの楽曲の多くは、当時放送作家だった青島幸男さんが作詞を手掛けていましたが、のちに東京都知事に就任したことには大変驚かされました。選挙運動をほとんど行わない独自のスタイルでも有名でした。

そのクレージーキャッツの後継とも言える存在が、ザ・ドリフターズです。ビートルズの来日公演で前座を務めたエピソードは有名ですが、長年にわたりゴールデンタイムで冠番組を持ち続けたことからも、当時の爆発的な人気の高さが伺えます。彼らのヒット曲「いい湯だな」は、近年ゲーム内で使用されたことをきっかけに、再び若い世代からも注目を集めていました。

日常に音楽があるだけで心は豊かになりますが、たまには思わず吹き出してしまうような笑える音楽も、私たちの生活には欠かせないのかもしれません。

これもギャグの一つです



2026年10月15日木曜日

TVやラジオのオープニング曲


 TVやラジオには、オープニング曲に強い特徴のある番組が数多く存在します。特に1960年代はラジオの深夜放送が絶大な人気を誇っていたため、今でも印象に残っている曲がいくつもあります。深夜放送の代名詞とも言える『オールナイトニッポン』のテーマ曲「ビター・スウィート・サンバ」(ハーブ・アルパート&ザ・ティフアナ・ブラス)は、その最たる例でしょう。一方、TBSラジオの『パックインミュージック』にもオープニング曲はありましたが、個人的に強く記憶に残っているのは印象的なジングルでした。


また当時のTV番組では、プロ野球中継やプロレス中継がゴールデンタイムの花形だった時代です。そのため、スポーツ番組のオープニング曲も今なお耳から離れません。メロディーははっきりと覚えているものの作曲者名までは思い出せませんが、当時は著名な作曲家が手掛けていたと記憶しています。


変わったところでは、キユーピーが一貫して提供している『3分クッキング』のテーマ曲も、世代を超えて誰もが耳にしたことのある名曲ではないでしょうか。


このような「音で番組を象徴する」流れは現代にも受け継がれており、現在のYouTube配信者たちも、それぞれのイメージ定着やブランディングのために印象的なオープニング曲を活用しているようです。

上記以外の当時特に有名だったオープニング曲を調べてみました。

1. ラジオ深夜放送

  • 『JET STREAM』(TOKYO FM / 旧FM東京)

    • 曲名: 「ミスター・ロンリー」(フランク・プゥルセル・グランド・オーケストラ)

    • 特徴: 城達也氏のナレーションとともに流れるイージーリスニングの名曲。夜の静けさと旅情を象徴する圧倒的な認知度のテーマ曲です。

  • 『パックインミュージック』(TBSラジオ)

    • 曲名: 「Theme from The Joint」(The Joint)などのインスト曲(時期や曜日により変動)

    • 特徴: 印象的なジングル(「パックインミュージック〜♪」)とともに深夜族に親しまれました。

2. スポーツ番組(名作曲家たち)

記憶にある「有名な作曲家」によるスポーツテーマ曲として、代表的なものは以下でした。

  • プロ野球中継『スポーツショウ行進曲』(NHK)

    • 作曲: 古関裕而(『栄冠は君に輝く』『六甲おろし』等)

  • プロレス中継・スポーツ中継『スポーツ行進曲』(日本テレビ)

    • 作曲: 團伊玖磨(オペラ『夕鶴』等)

    • 特徴: 全日本プロレスや巨人戦の中継で長年親しまれた、日本のスポーツ音楽の金字塔です。

3. その他の名物TVオープニング

  • 『兼高かおる世界の旅』(TBS系)

    • 曲名: 「スウィート・ジョージア・ブラウン」(演奏: ワーナー・ブラザース・オーケストラ)

    • 特徴: 軽快なリスニング・ジャズに乗せて世界を巡る、日曜朝の象徴的なオープニングです。

  • 『キユーピー3分クッキング』の補足情報

    • 曲名: 「おもちゃの兵隊の観兵式(おもちゃの兵隊のマーチ)」(レオン・イェッセル作曲)

    • 特徴: 1962年の番組開始当初から一貫して使われ続けている、認知度抜群のクラシック楽曲です。




2026年10月14日水曜日

心に響くアコースティックの原点。サイモン&ガーファンクルの名曲と、広がっていく音楽の旅

1960年代後半から70年代初頭にかけて、世界の音楽シーンに鮮烈な印象を残したデュオ、サイモン&ガーファンクル(Simon & Garfunkel)。ポール・サイモンの緻密で文学的なソングライティングと繊細なアコースティック・ギター、そしてアート・ガーファンクルの美しく澄み渡るハイトーン・ボイスのハーモニーは、今なお時代を超えて多くの人々の心を揺さぶり続けています。

彼らの魅力の真骨頂は、何と言っても「アコースティック・ギター1本から広がる濃密な世界観」にあります。名曲『The Sound of Silence』や『Homeward Bound(帰郷)』で聴ける繊細なアルペジオの音色は、単なる伴奏にとどまらず、歌声と同等かそれ以上に雄弁に感情を語りかけてきます。

私自身、彼らの音楽には忘れられない思い出があります。大学時代、「人間学」の授業で配られた教材を開いたときのことです。そこに『The Sound of Silence』の歌詞がそのまま教材として掲載されているのを目にして、大きな衝撃と驚きを覚えました。静寂や現代社会の孤独を描いたポール・サイモンの詩は、単なるポップ・ミュージックの枠を超えた深い思索に満ちており、その哲学的な詞の世界に改めて深く感銘を受けた瞬間でした。

その後、サイモン&ガーファンクルが解散し、ポール・サイモンがソロとして活動を始めてからは、また新たな驚きがありました。それまでのアコースティックでフォーク・ロック的なスタイルから一転し、アフリカの民族音楽やジャズの要素を果敢に取り入れたワールドミュージック的なアプローチへと進化を遂げたのです。

最初は音の変化に戸惑いもありましたが、そのソロ作品を通してジャズ界の巨匠トゥーツ・シールマンス(Toots Thielemans)による叙情的なトゥーツのハーモニカ演奏に出会うことができました。サイモン&ガーファンクルという原点があったからこそ、そこから多様なジャンルや素晴らしいミュージシャンを知るきっかけとなり、自身の音楽の視野や楽しみ方が大きく広がる体験となりました。

時代が移り変わり、デジタル技術でどんな音でも作れる現代だからこそ、彼らが響かせたアコースティックの温もりや、ジャンルを超えて音楽を探求し続けた姿勢の価値が輝きを増しているように感じます。

ふとした静かな夜や、少し立ち止まりたいとき。サイモン&ガーファンクルの名曲やその先へ続く音楽に耳を傾ければ、あの優しくも深い音の世界が、いつでも温かく心を包み込んでくれます。


※こちらは新作のワークアウトBGMです