2026年9月12日土曜日

歌謡曲とポップス


60年代から80年代の日本には、「歌謡曲」というジャンルがありました。歌謡曲は、作詞・作曲の専門家がいて、歌手に曲を提供するというシステムが基本だったため、J-POPのようにミュージシャン自身が作詞・作曲をするのではないという特徴があります。

60年代には、今でいうバンドの形態をとっていた「グループ・サウンズ」と呼ばれるジャンルもありましたが、これも歌謡曲と同じように、作詞家・作曲家が曲を提供していたため、実質的には歌謡曲に含まれるものと考えられます。

ただし、フォークソングと呼ばれていたジャンルや、後期のグループ・サウンズでは、自作の曲を発表するミュージシャンもいました。歌謡曲と区別するために、「シンガー・ソングライター」という言葉も使われていました。

自作ではないからといって、歌謡曲を否定しているわけではありません。名曲も数多くあり、何より分業というシステムには、理にかなっている部分もあったからです。

大御所の作詞家・作曲家が少なくなったとはいえ、他のミュージシャンに曲を提供するというシステムは、今でも存在しています。

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