2012年3月22日木曜日

どこかかすかに汗ばんだ沈黙ばかり残っている

「いや、実は小遣いは、――小遣いはないのに違いないんですが、――東京へ行けばどうかなりますし、――第一もう東京へは行かないことにしているんですから。……」
「まあ、取ってお置きなさい。これでも無いよりはましですから。」
「実際必要はないんです。難有うございますが、……」
 粟野さんはちょっと当惑そうに啣えていたパイプを離しながら、四つ折の十円札へ目を落した。が、たちまち目を挙げると、もう一度金縁の近眼鏡の奥に嬌羞に近い微笑を示した。
「そうですか? じゃまた、――御勉強中失礼でした。」
 粟野さんはどちらかと言えば借金を断られた人のように、十円札をポケットへ収めるが早いか、そこそこ辞書や参考書の並んだ書棚の向うへ退却した。あとにはまた力のない、どこかかすかに汗ばんだ沈黙ばかり残っている。
80年代の洋楽 タグで動画検索 洋楽 ‐ ニコニコ動画(原宿)

2012年3月10日土曜日

ネイルファッションの利用法

私は男ですが、ネイルの本を購入したことが2度ほどあります。

その時、とある先生とご一緒していた工房があるのですが、

そのバリエーションとして、マニキュアでの着色を試みてみようと思ったのです。

何気なくはじめてみたら、色乗りと見栄えがなかなかよかったので、

ちょっといくつか作って見ようと、ネイルの本を参考にすることにしました。

ちなみにその工房は、竹炭細工。

消臭、イオン効果に絶大な効果を持つ竹炭、

先生は造花とともに鉢植えをつくったり、

子供たちの簡単なペンダントつくりを教えていらっしゃいました。

私はその細かいかけらに着色して、チョーカーにしようとの試みです。

後に先生もこのやり方にいいものを感じたらしく、

同じようなことをしてくださるに至りましたが、

先生が一旦本気になると、その絵的センスで、かなうわけはなく・・・

参考にしていただけただけでもよかったと思います。

ホントにネイルのように、シールをはりつけることも可能ですし、

本がそのまま手本になる感じでした。

佐倉 ネイル