70年代の音楽シーンといえば、60年代後半からのハードロックの流れに加え、ジャズとロックが融合した「フュージョン」という新しいジャンルが生まれた時代でした。それまで、私自身はジャズにあまり興味がありませんでした。
そんな折り、大学の同好会の仲間が行けなくなったからと代わりにライブチケットを譲り受け、初めてその存在を知ったのが「ウェザー・リポート」でした。ジャズともロックともつかないその斬新な音楽性に、強い感銘を受けたのを覚えています。
そこから、リー・リトナーなどのフュージョンや、AORと呼ばれていた都会的な雰囲気のソフトロックなどもよく聴くようになりました。それまでロックやポップスを中心に聴いていた私にとって、ジャンルが心地よく混ざり合った音楽はとても新鮮に映ったのだと思います。
70年代は、まさに音楽的にジャンルの垣根を超えた新しいサウンドが次々と誕生した時代でした。マンハッタン・トランスファー、クイーン、イーグルスなどが目ざましい活躍を見せ、60年代から続くビージーズ、ディープ・パープル、レッド・ツェッペリンといったグループも絶大な存在感を放っていました。
かくして私の70年代(大学時代)は、多彩な音楽と徹夜麻雀に明け暮れる日々となっていったのでした。

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